派遣先との顔合わせ時はもちろん、働き始めてからも気をつけておきたい「社会人としての基本マナー」を簡単におさらいしてみましょう。
相手に好印象を与えるマナーの5原則は、「身だしなみ」「表情」「あいさつ」「姿勢・立ち居振る舞い」「言葉づかい」です。
初対面では、服装や身だしなみがその人を判断する材料になります。
業界や企業風土によってはカジュアルな服装で大丈夫なところもありますが、顔合わせ時や働き始めはジャケットを着用するなど、きちんとした服装で臨むのがベターです。
身だしなみに不可欠なのが清潔感。身に着けるものはもちろん、髪や爪の手入れ、体臭にも注意しましょう
服装は化粧は、派手すぎないベーシックなものを。周囲との調和を考え、違和感のないようにしましょう
現場では、動きやすい服装であること。襟(えり)の開き方、長さなど、目のやり場に困るものは控えましょう
時や場所、周囲の状況にふさわしいかどうかを基準にしましょう
※T:Time(時) P:Place(場所) O:Occasion(目的・状況)
「おしゃれ」は自分目線、「身だしなみ」は相手目線でするもの。
自分を客観的に見て、TPOにあわせた服装を心がけることが大切です。
身だしなみと同じく、第一印象を左右するのは表情です。
人は意識していないとたいてい無表情になっているもの。
また、緊張しているとこわばった顔になりがちです。
意識していい表情をつくるよう心がけましょう。
目でほほえむトレーニングを!
表情の決め手は「目」です。口角だけを上げても作り笑顔になってしまいます。
トレーニング方法・・・鏡の前で鼻から下を手で隠して目だけが見えるようにし、感じよくほほえんだ目を作ります。
できたら、手をはずしてみましょう。
これがあなたの「自然な笑顔」。この状態を意識するとよいでしょう。
あいさつは相手との信頼関係を築く第一歩。
特に初対面の際の最初のあいさつは、あなたの評価基準のひとつにもなる大切なものです。
相手にしっかり聞こえるよう、明るい声ではきはきと。
また、常に自分から積極的にあいさつしましょう。
立ち方、歩き方、座り方、お辞儀の仕方など、よい姿勢や立ち居振る舞いは誠実な印象を与えます。
背筋が曲がっていたり、足を組んだり、頭だけでお辞儀をしたりすると悪印象に。
いつも緊張感をもって、きびきびと美しく振る舞いましょう。
髪の毛を触る、頭をかく、貧乏ゆすりなどの癖のある人は特にご注意を。
言葉づかいは心づかいの表れです。同じことを伝えようとしても、言葉の使い方によって印象が大きく違ってきます。相手に失礼にならないことはもちろん、好感度の高い言葉づかいや表現を身につけましょう。
尊敬語・謙譲語・丁寧語を正しく覚えて使い分けましょう。
緊張して敬語がうまく出てこないことは誰にでもあります。
そのような場合でも、相手に敬意をもって丁寧な言葉遣いを心がければ気持ちは伝わりますので、気負いすぎず、落ち着いて話しましょう。
ひとこと添えることで印象をやわらかくするのがクッション言葉です。
席から立って、両手で受け取るのがマナーです。
着座したら、テーブルの自分の前に置いておきます。
すぐにしまう、手でもてあそぶ、床に落とす等はご法度。
席を立つ前に、きちんと自分の名刺入れにしまうのをお忘れなく。